眠りの深さ
深い眠りが少ない、途中で何度も目が覚めるなど、休息感につながりにくい眠りになっていることがあります。
眠りは「何時間寝たか」だけではありません。
寝つき、途中で目が覚める回数、目覚める時間、朝の感覚、日中の眠気。まずは今の眠りを一緒に整理してみませんか。
眠りの悩みは、大きく分けてもいくつかの現れ方があります。複数が重なっている方も少なくありません。
布団に入ってもなかなか眠れない。
夜中に何度も目が覚め、その後眠りにくい。
予定より早い時間に目が覚めてしまう。
時間は寝ているのに、ぐっすり感がない。
起きても頭や体がすっきりしない。
昼間に眠い、疲れが抜けた感じがしない。
睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があり、一晩の中で周期的に現れます。眠りの「時間」だけでなく、途中で何度も目が覚めていないか、深く休める時間がとれているかも、朝の感覚に関わります。
ノンレム睡眠浅い眠りから深い眠りまで段階があり、深い睡眠では体の回復に関わる仕組みが働きます。
レム睡眠脳の働きや記憶の整理などに関わると考えられています。
波の形は一人ひとり異なり、年齢や体調、生活リズムなどによっても変わります。
疲れが残るとき、単純に睡眠時間だけの問題とは限りません。眠りの質を考える時は、複数の背景を一緒に見ていきます。
深い眠りが少ない、途中で何度も目が覚めるなど、休息感につながりにくい眠りになっていることがあります。
寝る時間・起きる時間の変化や昼夜のリズムなども、眠り方を考える手がかりになります。
心身が緊張した状態が続くと、寝つきや夜中の目覚めなどに影響することがあります。
眠りの深さやリズムは年齢とともに変化しやすく、その時々の体調も関係します。
強い緊張や心配事が続くと、体は休もうとしていても頭が冴えたように感じたり、夜中に目が覚めたりすることがあります。ストレス時にはコルチゾールなどのホルモンも変動します。
生活リズム、体調、服薬、年齢、痛み、気分の変化など、眠りに関係する背景はさまざまです。
睡眠のお薬にはさまざまな種類があり、作用の仕方も異なります。服用しているのに朝の疲れが気になる、眠り方が変わったなどがあれば、お薬手帳と一緒に今の状態を確認します。
処方されている睡眠薬・睡眠導入剤は、自己判断で中止・減量・変更せず、処方した医師・薬剤師の指示を優先してください。
寝つきの問題なのか、途中で目が覚めるのか、体調やストレスが関係しているのか、服薬や生活リズムの影響があるのか。必要な見方は一人ひとり違います。
「眠れる方法」を一つ試す前に、まずあなたの眠り方と毎日の状態を整理することから始めませんか。
「眠れるものを選ぶ」ことからではなく、まずどんな眠りになっているのか、日中の体調まで含めて丁寧に伺います。
何時ごろ寝るか、寝つくまで、夜中の目覚め、朝の起き方などを伺います。
朝のすっきり感、日中の眠気、疲れ、気分、仕事や家事への影響などを伺います。
ストレス、生活リズム、体調、服薬などを確認し、漢方薬・自然薬を取り入れる場合は、その方の状態に合わせて選びます。睡眠・食事・休養など日々の整え方も一緒に考えます。
「何時間眠れたか」だけでなく、朝の目覚めや日中の疲れ方まで見ながら、今の生活に取り入れやすい整え方を探していきます。眠りのことで気になった時点で、どうぞお聞かせください。