体でできた老廃物が、血液中にどれくらいあるか
クレアチニンは主に筋肉でつくられ、腎臓でろ過されて尿へ排泄されます。腎臓のろ過する力が低下すると、血液中の値が上がる傾向があります。
腎臓のことは、数値だけを見ても分かりにくいものです。
何が背景にあるのか、どこを見ればよいのか。まずは一緒に整理してみませんか。
ひとつでも当てはまるものがあれば、検査結果を見ながら整理してみるきっかけになります。
健診でクレアチニンが高いと言われた
eGFRが以前より下がった、または60未満だった
尿たんぱく・血尿などを指摘された
足のむくみ、夜間のトイレ、だるさが気になる
血圧・血糖・尿酸の数値も気になっている
「このままで大丈夫?」と不安だが、何を聞けばよいか分からない
腎臓は「尿をつくる」だけの臓器ではありません。体の中を一定に保つため、毎日休まず働いています。
血液をろ過する老廃物や余分なものを尿として外へ出します。
水分・塩分などのバランスを保つ体内の環境が大きく変わらないよう調整します。
血圧や赤血球、骨に関わる働きホルモンやビタミンDの活性化にも関わります。
この2つは関連していますが、同じ意味ではありません。ここを知っておくと、健診結果を落ち着いて見やすくなります。
クレアチニンは主に筋肉でつくられ、腎臓でろ過されて尿へ排泄されます。腎臓のろ過する力が低下すると、血液中の値が上がる傾向があります。
日常診療では、血清クレアチニン値・年齢・性別などから腎臓のろ過能力を推定します。一般に数値が低いほど、ろ過する力の低下が疑われます。
CKDは、ひとつの病名というより「腎臓の障害や、腎機能の低下が慢性的に続いている状態」をまとめた呼び方です。
尿検査・画像検査・血液検査などで腎障害を示す所見が確認される場合。
腎臓のろ過能力の低下を示す状態。
クレアチニン、eGFR、尿たんぱくなどを、これまでの推移やほかの検査値と一緒に見ていくことが大切です。
「何をすればいい?」の前に、まず「なぜこの数字になっているのか」を整理することが大切です。
長い経過の中で腎臓に負担がかかることがあります。
血糖の状態と腎臓は深く関係しています。
尿たんぱく・血尿などが手がかりになる場合があります。
一時的な体調の変化で数値が動くこともあります。
薬剤やサプリメントなどの影響を確認することもあります。
クレアチニンは筋肉量の影響を受けるため、見方に注意が必要です。
CKDは初期には自覚症状が乏しいことがあり、健診の尿検査や血液検査で初めて気づく場合があります。
これらの症状は腎臓以外の原因でも起こります。「症状がある=CKD」と自己判断せず、気になる場合は医療機関で確認してください。
腎臓の状態、原因、年齢、食事、血圧、血糖、服用中のお薬、これまでの検査値の推移。見るべきことは一人ひとり違います。
インターネットの情報だけで、極端な食事制限や水分制限、自己流の対策を始める前に、まず今の状態を整理してください。
まずは検査結果やこれまでの経過を一緒に確認し、数値だけでは見えにくい日々の体調や生活の様子まで整理していきます。
クレアチニン・eGFR・尿たんぱく・血圧など、分かる範囲で構いません。
いつから数値が変わったか、病院での説明、服用中のお薬、日々の体調や生活について伺います。
医療機関での診断・治療を大切にしながら、体調・体質や生活に合わせて、漢方薬・自然薬や養生を取り入れるかどうかも含めてご提案します。
検査結果を見て不安になった時や、何を気をつければよいのか迷った時にご相談ください。今の状態を確認しながら、無理なく続けられることを整理し、その後の変化も一緒に振り返っていきます。